サイト設計を「ドウセン」から考える

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鈴木貴子

EBC・OSP講師。デザイン業の他、小学生と園児の母もやってます。

こんばんは!講師の鈴木です。
長年あったらいいなぁと思っていた天井に移すプロジェクターを購入し、映画を寝ながら見れるという夢のような、人間として堕落した生活が待っているような楽しみがうまれたのですが、いざ見ようとすると子ども達の好きなYoutuberの動画しか再生できず、無駄にMinecraft(マインクラフト)の知識が増えています。

話は変わりまして、これも最近の話なのですが地方の展覧会へ足を運びました。その場所の形状が特殊な理由もあり、「導線」が悪いなぁと思ったのとサイト設計にも繋がる考えだなと思いましたので、「導線」のNGについて喋ろうと思います。

「導線」とは?

「導線」とは漢字のごとく「導く線」のことで、展覧会においては入口から出口まで『来場者が巡回する流れを予測して作品をどの位置に配置するか』を考えることです。これで流れを導くことで順を追って作家の考えに触れたり、作品を通して訴えかけることができるので満足度を高める重要な部分だと思います。

これはサイト設計でも関わってくる部分でサイトの場合はどういう「導線」がNGなのかを考えていきたいと思います。

目的の場所にたどり着かない!

よく使う通販サイトがあるのですが、よく使う割にアカウント情報の部分で目的にたどり着かない事があって非常にイライラしてしまう事があります。そんな経験ありませんか?
サイトの目的があってそこに辿り着いて欲しいのに、行くまでの道のりが複雑になってしまうとイライラされたり、諦められたりしてしまいます。いくらデザインが良くてもこれは悲しい事。。。
これを解消するにはサイトの目的、その目的のために必要な情報は分かりやすく、はっきりしている事が大切です。
その目的のために必要な情報とは、例えば美容室のHPを見た時に予約ボタンは分かりやすかったけど、どこを探しても料金が見つからなかった、というように料金が予約されることに必要な情報になります。見つからなかったということが予約を躊躇し、予約に至らない原因になってしまいます。そんな事がない様に、自分が予約者の立場になった時に欲しい情報が近くにあることを意識する事が大切です!

必ずここに帰ってきてしまう

サイトの動きがバッティングしているときありませんか?
この状況を簡単な絵で表すと

こんな感じ。情報を探す時にグルグルしてしまうのはもちろんいいとは言えません。
『また同じページを踏まないといけない。』『またログインしないといけない。』
その様なサイトも使いたくなくなってしまいますよね。各ページの繋がりをしっかりさせた上でサイトを作る必要があります↓

順番がバラバラ

せっかく全体のページの道筋が良くても内容がバラバラで『頭に入ってこない』、『目的に魅力を感じない』という風になってしまいます。訪問者は上から順番に読んでいくので説得・納得していただくプロセスをしっかり考えましょう!という事です!

まとめ

如何だったでしょうか?サイトの目的、流れ、順番など自分が経験したサイトでの不満や不安はどこからきているのか考えることによって、そうしない様にするにはどうしたらいいのか、を考える事ができます。それがサイトを作るヒントに繋がっています!皆さんも日頃思っていることを考えていいサイト制作をしていきましょう!

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